小さなお葬式を利用してみた感想

入院している父親がいざというとき、葬式とかどこにしたらよいかしら?父親がどのような葬儀を望んでいるかが一番だけど、不謹慎かもしれないけど、実際問題、葬儀費用はいくらぐらいかかるのかしら?

私は、先日、父親を亡くしました。「小さなお葬式」に申し込んだのですが、無事葬儀を終え、父親をおくりだすことができました。亡くなる前に葬儀等の準備をすることは少しも不謹慎ではないと思います。私の場合、準備が十分ではありませんでしたが、葬儀料金等含め下調べをしていたことで、実際に父親が亡くなった際、ある程度焦らず冷静に対応できたことにつながったと思っています。それぞれの方の考えでよりよい葬儀の在り方があると思いますが、私が「小さなお葬式」を選んだ経過と実際利用してみての感想など、私の体験を少しでも参考にしていただけたらと思います。

「小さなお葬式」に決めた理由

私が「小さなお葬式」のことを知ったのは、妻からの情報でした。テレビなどマスメディアに取り上げられていることを知り、ホームページで情報収集し、資料をおくってもらいました。

葬儀場の所在地・提携式場

葬儀をどこの場所で実施するかですが、「小さなお葬式」では提携している葬儀場が地域にあるかが肝心です。そもそも「小さなお葬式」がよいと思っても、自分の地域に提携している式場がなければ、利用することができないので、選択肢にいれることができません。私の地域の場合は、「小さなお葬式」と提携している葬儀場がいくつかあったので、より詳しく情報収集することとしました。ちなみにネット情報でも「小さなお葬式」と比較されている「イオンのお葬式」の提携葬儀場は、私の地域では少なく、選択肢にいれませんでした。

最終的に、実家のすぐ近くの葬儀場にしたのですが、いろんな面でとてもよい選択だったと感じています。なぜなら仮通夜→通夜→告別式の日で、忘れ物なども含め、自宅との行き来が簡単にできたので、実家からの場所の近さは葬儀場を選ぶ際の重要なポイントだと思いました。

葬儀に誰を呼ぶか?

家族・親戚のほかには、母親と事前に相談し、退職してはいるものの仕事に熱心な父親だったので、会社関係の方には声をかけることとしました。何人参列するかは正直わからなかったのですが、「小さなお葬式」のプランでは、30人以上の「小さな一般葬」とすることにしました。

わかりやすい料金体系

「小さなお葬式」に申し込んだ大きな理由は、わかりやすい料金体系(明朗会計)があったことです。私はお葬式の価格を調べるのが今回が初めてで、お葬式の相場もわからなかったので、「小さな一般葬」の599,000円(税別)が決して安いとは正直思いませんでしたが、お葬式をする際に必要なものやサービスの基本がセットではいっていることが分かりやすく魅力だとは感じました。また、お葬式の手配も初めての経験で、お坊さん(お寺)の手配は、さらにわからない感じだったので、オプションでお坊さん手配もしてくれるサービスがあることも心強いものでした。

 

 

実際に「小さなお葬式」を利用してどうだったか?

実際に「小さなお葬式」を利用してみてどうだったか?ですが、全体的には満足できるものとなったと思っています。

定額のお坊さんプランは利用したか?

当初、「小さなお葬式」のお坊さんを手配してもらおうと考えていましたが、結局は、祖母の代からお世話になっていたお寺さんに依頼することとなりました。祖母の代から現在では、住職も変わったので、特にかかわりが深いわけではなかったのだが、49日、1周期など今後のこと、祖母のこと等も考えて、従来からのお寺さんにお世話になることに決定しました。

良かったこと

  • 通夜、葬儀等はじめての経験でしたが、提携している葬儀場のスタッフがわからないことも案内してくれたので、比較的スムーズに終えることができました。また、「小さなお葬式」へのフリーダイヤルも一般的な相談に乗ってくれました。「小さなお葬式」で最初にもらったハンドブック「喪主が必ず読む本」も基本的なことを知る上で非常に役にたちました。
  • 湯灌の儀はオプションでつけてよかったと思っています。母親はじめ子ども、私の子どもも湯灌の儀式に立ち会えたことは非常に思い出になりました。

残念だったこと

わかりやすい料金体系でしたが、想定していないもので、追加料金が発生したものがあったのは、正直残念でした。

  • 会葬礼状はプランの中にはいっていましたが、会葬お礼品がはいっておらず、追加注文しました。
  • 父親は、約170㎝の背丈でしたが、棺の長さが基本のものでははいらず、長い棺が必要となり追加が発生しました。
  • セットにはいっている骨壺には名前がはいっておらず、お墓にいれた際、誰の骨かわからなくなってしまうとの説明があり、追加で名前を彫ってもらいました。

全体の費用(予定との比較)

「小さなお葬式」を決めてから当初予定していた費用と実際にかかった費用をまとめてみました。(金額は税込)

予 定 実 際
小さな一般葬 658,900 658,900
華やかお葬式プラン 66,000
お葬式の寺院手配(お布施) 198,000 310,000
会葬お礼品 129,600
湯灌の儀 80,300
棺桶(ロング棺) 33,000
骨壺名前入れ 27,500
火葬料金(各自治体による) 9,000 9,000
合計 931,900 1,248,300

当初、華やかお葬式プランで、お花いっぱいのオプションをつけて送り出そうと思っていましたが、お花スタンドの贈り物が多く、オプションの花を注文しなくても、結果的にお棺のなかは、お花でいっぱいになったのでよかったです。今考えれば、名前入りの骨壺会葬お礼品はもう少し知識があれば事前に手配でき、費用もかからなかったかなと思っています。

「小さなお葬式」は全国に提携する葬儀場があり、その葬儀場ごとでオプション等の料金が異なるとあったのですが、私は予定したよりも多く費用が発生したので、料金の透明化は、まだまだできる部分があるのかなあと思いました。ただ、今回、無事、父親を送り出すことができたのは「小さなお葬式」と「提携の葬儀場のスタッフ」のおかげだと大変感謝しております。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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